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ラインの結び方とは?
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釣りをする上で避けて通れないのが、ラインを結ぶ事です。ラインはサルカンや仕掛け、ルアーなどに結ばなければ釣りをする事が出来ません。
片結びでいいのではと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、片結びでは強度面に心配があるだけでなく、すっぽ抜けてしまう事もあるのでおすすめ出来ません。
正しい結び方を覚える事で、掛かった魚を逃す事もありませんし、安心して釣りを楽しむ事が出来ます。
本記事では、サルカンやルアーなどへの結び方や、PEラインとの結束方法、釣り針への結び方など様々な結び方をご紹介しますので、ぜひともチェックしてくださいね。
サルカンやルアーへの結び方
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サルカンやルアーへラインを結ぶ事は、基本中の基本となるため、釣りをするならぜひとも覚えていただきたいポイントです。
決して難しい事はなく、何度かやるとささっと結ぶ事が出来る様になるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
ユニノット
ユニノットは簡単でありながらもしっかりと強度を保つ事が出来る結び方なので、筆者が最も愛用している結び方です。
結び方は簡単で、ラインの先端をサルカンやルアーの輪に通してから折り返して、そのまま指で押さえながら輪を作り、輪も一緒に指で押さえます。
その輪の中にラインの先端を3回から4回くぐらせて、先端をゆっくり引っ張って締めこんでいけば完成です。
締めこむ際は、つばなどで湿らしておくと摩擦熱が発生しないのでおすすめです。
ユニノットを動画でチェック
8の字結び
8の字結びは、ユニノット同様簡単に結べるだけでなく、高い強度を誇る結び方です。知っておくと非常に便利なので、ぜひ覚えてみてくださいね。
結び方は、まずラインの先端を折り返して二重にします。半分くらいのところで折り返したら、輪を作って輪を半回転ひねり、その輪の中に二重にしたラインの先端を通します。
ゆっくり締めこんでいき、輪の大きさが3センチ程度になるまで締めていくと、8の字結びか出来るので、余ったラインをカットします。
完成した輪の先端をサルカンやルアーに通して、通した輪に再度サルカンやルアーをくぐらせると結束完了となります。
8の字結びを動画でチェック
クリンチノット
クリンチノットはポピュラーな結束方法で、慣れればささっと結ぶ事が出来る結び方なので、重宝する結び方です。
結び方は、ラインの先端をサルカンやルアーの輪に通して折り返します。折り返したラインをメインとなるラインに4回から5回巻き付け、ラインの先端を巻き始めに出来た輪に通します。
その後、輪を通したラインを新たに出来ている輪に通してあげ、締めこんでいけば完成です。
つばなどでラインを湿らせて、摩擦熱が発生しない様に注意しましょう。
クリンチノットを動画でチェック
PEラインとの結び方
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ここまでサルカンやルアーへの結束方法をご紹介してきましたが、次はPEラインとの結び方をご紹介します。
ルアーフィッシングをされる方なら、PEラインを使用される方がほとんどだと思うので、ぜひとも覚えていただきたいポイントとなります。
難易度は少し上がりますが、慣れれば簡単なので頑張ってチャレンジしてみてくださいね。
トリプルエイトノット
トリプルエイトノットは比較的簡単にPEラインと結束する事が出来る方法なので、初心者の方にはぜひとも覚えていただきたい結び方です。
結び方は、PEラインとショックリーダーを重ね合わせて、まん中あたりでつまみ、輪を作ります。その輪を3回ほどひねったら、出来た輪の中へショックリーダーの長い方とPEラインの短い方を一緒にくぐらせてあげます。
その後、両方を締めていき、余分な部分をカットすれば完成となります。
トリプルエイトノットを動画でチェック
FGノット
FGノットはPEラインとショックリーダーの結束方法として定番の結び方ですが、難易度が高く、慣れるまでは難しい結束方法となります。FGノットは結びこぶの小ささや、結束強度の高さに優れているため、ルアーフィッシングをするならマスターしたい結び方となっているので、ぜひ頑張ってマスターしてくださいね。
結び方は、まずPEラインを口でくわえてラインが少しだけ張った状態にします。PEラインの上にショックリーダーをバッテンになる様にクロスさせて、ショックリーダーを奥側の方からPEラインに巻き付けていきます。
そのまま同じやり方で、ショックリーダーを今度は手前側からPEラインに巻き付けていきます。奥側と手前側に巻き付けて1回とカウントし、10回から15回ほど同じ事を繰り返していきます。
出来たら、PEラインの端線をショックリーダーの端線とPEラインの本線に対して、1回ハーフヒッチを行います。ハーフヒッチは片結びと同じです。その後、PEラインの本線とショックリーダーの本線をゆっくりと締めこんでいきます。
そこからハーフヒッチを5回程度行ったら、2回通してから締めこむハーフヒッチを1回から2回程度行います。最後に、余ったショックリーダーとPEラインをカットすれば完成となります。
FGノットを動画でチェック
釣り針への結び方
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最後にご紹介するのが、釣り針への結び方です。釣り針への結び方は、ウキ釣りをされる方であればぜひとも知っておいていただきたい結び方となります。市販の仕掛けがなくなった場合に結べるようになっていると非常に便利なので、ぜひ覚えておきましょう。
内掛け結び
内掛け結びは簡単な結び方なので、初心者の方がまずマスターする結び方となります。基本となるので、ぜひマスターしておきましょう。
結び方は、まず釣り針の軸の内側にハリスを添えてあげ、ハリスの先端で3~5㎝ほどの輪を作ります。次に、ハリスの先端を輪に通して、釣り針の軸とハリスを一緒に巻き込む様にします。この時、ハリスが緩まない様に注意しましょう。
5回ほど巻き付けた後は本線を締め込んでいき、ラインの端の部分を持って少しずつ締めていきます。仕上げに、余分なラインをカットして完成となります。
内掛け結びを動画でチェック
外掛け結び
外掛け結びは、強度に優れた結び方なので多くのアングラーが愛用している結び方です。内掛け結びをマスターしたら、ぜひ外掛け結びもマスターしてみてくださいね。
結び方は、まずハリスの先端を5センチから10センチほど余らせた状態にし、釣り針の軸の内側に添えてハリス先端を折り返します。
ハリスの本線と釣り針の軸を指先でしっかりと持って、ラインの端を釣り針の軸に5回程度巻き付けていきます。ラインの端を巻き終わったら、最初に出来た輪に通して、ハリスの本線の方を締め込んでいきます。ラインの端の方からも引っ張り、しっかりと締めこんでおきましょう。
仕上げに、余分なラインをカットすれば完成となります。
外掛け結びを動画でチェック
PEラインとの結束や釣り針への結びを簡単に行える便利アイテム2選!
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ここまで様々な結び方をご紹介してきましたが、PEラインとの結束と釣り針への結びは、慣れるまでは少し難しいのが難点です。しかし、難しい結び方も便利アイテムを使えば簡単に出来る様になります。
持っておいて損をしないおすすめ便利アイテムを2つご紹介しますので、ぜひチェックしてくださいね。
第一精工:ノットアシスト2.0
第一精工から販売されているノットアシスト2.0は、PEラインとショックリーダーをFGノットで簡単に結束出来る便利アイテムです。
釣り場で風がある状態でもしっかりと締め込みながら作業が出来るので、持っておくと本当に便利なアイテムですよ。
ダイワ:速攻針結び器
ダイワから販売されている速攻針結び器は、一瞬にして外掛け結びが出来てしまう便利アイテムです。いくら風が吹いていようが関係のないレベルで一瞬にして結ぶ事が出来るので、一度使ってしまうと離れられないアイテムです。
筆者も使用していますが、結び終わるまでに10秒もかかりません。フカセ釣りをする際の良き相棒として使用しているので、ぜひ使ってみてくださいね。きっと世界が変わりますよ。
ラインの結び方を覚えていろんな釣りを楽しもう!
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ラインの結び方は一見難しそうに見えるかもしれませんが、慣れてしまえば意外と簡単なものが多いです。中には難しい結び方もありますが、ヒラマサやカンパチ、マグロやGTといった超大物を狙わない限り、難しい結び方は必要ありません。
結び方を覚えていけばいろんな釣りに応用する事が出来るので、ぜひ結び方を覚えていろんな釣りを楽しんでくださいね。