アイキャッチ画像出典:photoAC
タモとは?
出典:pixabay
タモは、釣りをする方ならぜひとも持っておきたいアイテムです。ロッドのパワーで抜き上げる事が困難だったり、ラインの強度の関係で抜き上げが難しかったりという場面は、多くの方が経験している事だと思います。
そんな時に役に立つのが、今回のメインテーマであるタモです。タモは簡単にいえば魚を掬う網の事で、安全にランディングする事が出来るアイテムとなっています。
ショアの釣り、オフショアの釣り問わずタモは重要なアイテムとなるので、ぜひ使っていただきたいです。今回は、そんなタモの使い方や注意点に加えて、おすすめのタモを10個ご紹介します。
タモと組み合わせて使用するアイテムについてもご紹介しますので、ぜひチェックしてくださいね。
タモの使い方
タモの使い方は非常にシンプルで、魚を水面まで浮かせたらタモを水面に落としていく様に伸ばし、ネットに入れるだけです。その後はロッドを股の部分に挟んで、タモを引き戻していけばキャッチ成功となります。
ランディングまでの操作は意外と難しいので、慣れない間は一緒に釣りに行っている人や周りの方に手伝ってもらう事をおすすめします。
ランガン仕様のジョイントが便利
タモと組み合わせる事が出来るアイテムとして、ジョイントがあります。ジョイントは、タモのネット部分とシャフト部分を結合する部分に取り付けて使いますが、装着する事によってタモを折り畳む事が出来ます。
そうすると、タモがかさばらない様になるので、ランガンで移動が多い時などには非常に便利ですよ。
タモを使う際の注意点
タモは非常にシンプルな使い方なので、最初は難しくてもすぐに慣れるだろうと思うかもしれませんが、注意点がいくつかあります。
注意点をきちんと押さえておかないとタモが破損したり、そもそも魚を掬う事が出来ないなんて事にもなりますので、ぜひ注意点を押さえておいてくださいね。
それでは早速チェックしていきましょう。
魚が入るネットを用意する
タモのネット部分は色々なサイズがあり、トラウトやアジ、メバルなどの小さな魚にちょうど良いサイズや、ブリやヒラマサといった大型の魚向けの大きなサイズもあります。
どんな魚をメインで狙うのかを考えて選べばいいですが、海釣りの方であれば大き目のネットを使用しても問題ありません。
不意に大物が掛かる可能性もあるので、大は小を兼ねるという考え方で良いですよ。
水面まで届く長さのシャフトを選ぶ
タモの棒の様な部分をシャフトや玉の柄と呼びますが、シャフトが水面まで届かなければタモは何の役にも立ちません。
3mや6mなど様々な長さがありますが、足場から水面までの高さが低い場合は短めのものでも構いません。
しかし、沖堤防や磯など、足場が高めのところで釣りをする方は長めのものを持っておく事をおすすめします。長めのものでも、足場の低いところで使えないという事もないので、どちらか迷ったら長めのものを選ぶ様にしましょう。
伸びたタモはまっすぐ引き寄せる
タモの使い方に慣れていない初心者の方や、使い方を知らない人が必ずといっていいほどやってしまう事があります。
それは、タモを伸ばした状態で持ち上げる様にしてしまう事です。伸ばした状態で持ち上げてしまうとタモに大きな負担が掛かってしまい、簡単に折れてしまう事がよくあります。
タモは必ず、まっすぐ引き寄せる様にする事が鉄則なので、慌てて持ち上げない様に注意しましょう。
水中で力いっぱい動かさない
タモは水中で魚を待ち伏せる様に掬いあげるとやりやすいですが、魚を追いかけて水中でタモを力いっぱい動かすと、タモが破損してしまう事があります。
水中の中だと、ネット部分に大きな水圧が掛かってくるため、大きな負担がタモに掛かってしまいます。
水中の中でタモは極力動かさない様にし、ロッドで魚をタモに誘導する様にする事をおすすめします。
安いタモと高いタモの性能差
出典:photoAC
タモはロッドやリールと同様に、様々な価格帯のものがあります。安いものでは数千円のものもあれば、高いものでは数万円するものまであります。何が性能として差があるのかというと、基本的にはシャフト部分で性能差が生まれます。
安いシャフトは重量が重かったり、伸ばした時にコントロールしにくかったり、伸ばした時に固着しやすかったりと、様々な面で目立つ点があります。
反対に、高いシャフトだと重量は軽く作られており、高品質なカーボンを使っているため伸ばした時でもブレがありません。最上級モデルではほとんど固着しないというものまであります。
ただ、基本的に堤防や漁港でのんびりと釣りを楽しみたいという方にとって高価なシャフトは必要ありません。高価なシャフトはフカセ釣りなどのトーナメントで競い合う際に効果的なアイテムとなるので、よっぽどのこだわりがなければ、低価格帯のものでも問題ありませんよ。
おすすめタモアイテム10選!
出典:pixabay
タモについてご紹介してきましたが、ここからは筆者が厳選したおすすめのタモを10個ご紹介します。ネットとシャフトがセットになったものやおすすめのシャフト、ランガンに使っていただきたい小物などもご紹介しますので、ぜひチェックしてくださいね。
陸っぱり向け、ランガン向け、船向けの3ジャンルでご紹介しますので、きっとお気に入りが見つかりますよ。
陸っぱり向け
まずは、最もニーズの高い陸っぱり向けのタモについてご紹介します。コストパフォーマンスに優れた扱いやすいものを厳選していますので、ぜひお気に入りのタモを見つけてくださいね。
それでは早速チェックしていきましょう。
メジャークラフト:ファーストキャスト ランディングセット
メジャークラフトから販売されているファーストキャスト ランディングセットは、ネットとシャフトがセットになったコストパフォーマンスに優れたタモです。
筆者が初めて購入したタモであり、今もなお現役で使っているタモですが、とても扱いやすいタモですよ。重量は少し重たくはなってしまいますが、コンパクトなサイズ感と涙型のネットが使いやすさ抜群となっています。
初めてのタモとして、ぜひ使ってみてくださいね。
メジャークラフト ファーストキャスト ランディングセット LS−600FC ランディングネット
メジャークラフト:ランディングシャフト LSーSシリーズ
メジャークラフトから販売されているランディングシャフト LSーSシリーズは、高弾性カーボンを素材として使用しているためブレが非常に少ないシャフトです。
ネット部分は付属していませんが、シャフトだけであっても非常に価値のあるアイテムに仕上がっています。ランディング時のブレがないだけで、操作性がとても良くなるため初心者の方にこそおすすめしたい一品となっていますよ。
背負う事の出来るベルトが標準装備になっているのも、見逃せないポイントとなっています。
メジャークラフト ランディングシャフト LS-500S (お取り寄せ) (送料無料)
ダイワ:ランディングポールⅡ 磯玉網
ダイワから販売されているランディングポールⅡ 磯玉網は、ネットとシャフトがセットになったタモになっており、滑り止めのラバー加工やベルトが標準装備になっているなど、充実な内容になっています。
デザインも落ち着いたデザインでありながらもかっこよくまとまっているので、飽きがこないのも嬉しいポイントです。
筆者が釣り場でよく見かけるタモなので、大人気のタモとなっていますよ。
ダイワ:プログランド磯 玉網
ダイワから販売されているプログランド磯 玉網は、仕舞い寸法が長めになっているため操作性に優れているタモとなっています。ネットとシャフトがセットになっていることに加えて、ベルトも標準装備なので、コストパフォーマンスにも優れています。
ネットの素材も扱いやすいナイロンモノフィラ製なので、初心者の方でも扱いやすくなっていますよ。シャフトの長いものをお探しの方は、ぜひ使ってみてくださいね。
ランガン向け
陸っぱり向けのタモについてご紹介してきましたが、ここからはランガン向けのタモについてご紹介します。ここでは、タモだけでなく、ランガンをより快適にするアイテムもご紹介しますのでぜひチェックしてくださいね。
それでは早速チェックしていきましょう。
メジャークラフト:ランディングシャフト アーム
メジャークラフトから販売されているランディングシャフト アームは、ネットとシャフトを折り畳んで携帯出来る様にしてくれる便利アイテムで、ランガンする方にはぜひとも使っていただいたいアイテムです。
取り付けも非常に簡単でありながら、折り畳んだネットを振り出すだけでロックを解除出来るというアングラー目線の作りも見逃せません。
ランガン向けのアイテムではありますが、様々な場所で活躍してくれるアイテムなので、ぜひ使ってみてくださいね。
メジャークラフト:ランディングシャフト コンパクト
メジャークラフトから販売されているランディングシャフト コンパクトは、全長が短くなっている分、腰のベルトなどに通して持ち運ぶ事が出来るタモです。チヌを狙ったヘチ釣りや、バス釣り、ライトゲームなどで扱いやすいサイズなので、コンパクトなタモを探している方には非常におすすめです。
もちろん、ネットとシャフトがセットになっているため、コストパフォーマンスも抜群ですよ。
メジャークラフト ランディングシャフト コンパクト LS-240CP / 玉網 (お取り寄せ)
メジャークラフト:マグネットキーパー
メジャークラフトから販売されているマグネットキーパーは、ライフジャケットやウエストバッグなどに取り付ける事でタモをその部分に固定する事が出来る便利アイテムです。
ライフジャケットの背中部分に背負う事が出来れば釣りの邪魔にもなりませんし、磯を歩き回る時にも大活躍してくれますよ。あるのとないのとでは楽さが変わるアイテムなので、ぜひ使ってみてくださいね。
プロックス:ホルダーアームTE
プロックスから販売されているホルダーアームTEは、シャフトのみの販売ではありますが、ライフジャケットや腰のベルトなどに引っかける事が出来るホルダーが装着されているシャフトです。
マグネットなどを使わなくても引っかけるだけで使えるアイテムなので、様々な部分に引っかけて使用する事が出来ますよ。マグネットが苦手という方でも扱いやすくなっているので、シンプルな作りが良いという方に非常におすすめです。
船向け
最後に、船向けのタモをご紹介します。船では基本的に伸びるタモが必要になる事はほとんどないため、シンプルな作りのタモのご紹介となります。
扱いやすいものを厳選したので、最後になりますがぜひチェックしてくださいね。
ゴールデンミーン:オーシャンネット カスタム
ゴールデンミーンから販売されているオーシャンネット カスタムは、強くて軽いアルミシャフトに魚体を傷つけにくいラバーネットが装着されたタモです。
EVAグリップが付いているので、ランディング時に手が滑りにくくなっている点もおすすめのポイントです。カラーも2種類あるので、ブルーとレッド、お好きなカラーを選んでみてくださいね。
ゴールデンミーン:オーシャンネットHD
ゴールデンミーンから販売されているオーシャンネットHDは、強くて軽いアルミフレームに加えて、大きなネットで大物を掬いやすくなっているのが特徴的なタモです。
オフショアの釣りでは大物が釣れる事も珍しくないので、大きなネットを搭載しているオーシャンネットHDは使い勝手が非常に良いです。大物を狙っていきたい方はぜひ使ってみてくださいね。
タモを使いこなして大物を釣り上げよう!
出典:photoAC
タモは使いこなすまでに少し時間がいるかもしれないアイテムですが、使いこなす事が出来ればどんな大物が掛かっても怖くなくなります。
ぜひ、タモを使いこなせる様になって、大物をたくさん釣り上げてくださいね。